お中元・お歳暮について
お中元・お歳暮の時期
お中元やお歳暮を贈る時期がそれぞれ夏と冬であるということは、皆さんご存じでしょう。では具体的に、何月何日から何月何日の間に贈るべきなのか、と聞かれると即答できる方は少ないのではないでしょうか。
なぜ半年ごとに品物を贈るのかについては後述しますが、お中元とお歳暮は、そもそも半年の締めくくりの日までに贈るものでした。つまり、お中元は夏至までに、お歳暮は冬至までに、相手方の手元に届くようにするのが本来の姿だったと言えます。
しかし現在では、夏至よりもお盆の方が重要視されるので、お中元はお盆までに、お歳暮は冬至までに贈ることを目安とすればよいでしょう。つまり、お中元は7月の初旬から中旬ごろまで、お歳暮は12月初旬から中旬ごろまでというのが一般的です。ただし地方によっては1か月程度の前後がありますので、ご注意ください。また、お歳暮の場合は、12月25日より遅くなると年末の慌ただしい時期に入ってしまいますので、少なくともそれ以前に贈るようにしましょう。
のし紙
御存じのように、のし紙とは水引と熨斗が印刷された紙のことで、水引の結び方の種類には、蝶結び・結び切り・あわび結びがあります。
蝶結びはいわゆるチョウチョ結びのことで、端を引っ張れば簡単にほどけてしまうことから、何度でも繰り返してよい慶びごとに使われます。たとえば、入学祝や訪問時の手土産など。
結び切りは固結びになっているもののことで、二度あっては困ること、たとえば結婚祝などに使われます。
そしてあわび結びとは、紅白の水引を重ね合わせて丸く結ばれた形で、明治以降にできた新しい結び方です。ほどくことはできるけれども簡単にはほどけないので慶弔全般に使用可能なことと、縁起もののあわびに似た形が好まれて多用され、現在ではもっとも一般的かもしれません。
ですから、お中元やお歳暮の場合は、蝶結びか、あわび結びのどちらののし紙を使っても問題ありません。
喪中・忌中の場合
まず、喪中と忌中の違いを説明しましょう。喪中とは故人を追悼する期間のことで、親族であれば約1年間が目安です。それに対して忌中とは、親族の死に触れたことによりついたケガレが清められるまでの間を指し、この期間はあまり人と交流はせず、家の中で大人しくしているべきとされます。仏教の場合は49日、神道の場合はおおよそ50日間と定められており、地方によっては玄関に「忌中」の張り紙を貼って近所にそこにケガレがあることを知らせたりするのです。
お中元やお歳暮は感謝の気持ちを示すためのものですから、喪中ならば差し控える必要はありません。
ただ、もし忌中の場合は、前もって相手の方に事情をお話しして、忌の期間が終わった後、「残暑お見舞い」「お年始(寒中見舞い)」として贈る方が無難でしょう。とはいえ、ケガレという観念は現代においてはすっかり薄れていますから、忌中でも通常通りに贈る方も多いようです。