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お中元・お歳暮の起源
お中元、お歳暮の贈り方
半年ごとの贈り物
お中元・お歳暮のマナーについて見てきましたが、最後に、お中元・お歳暮の意味や起源を学んでおきましょう。
古代から日本では、夏と冬の二度節目がありました。その時期には神様やご先祖をお祭りし、その後、お下がりを親族で分け合っていました。そしてこの風習は、時代とともに少しずつ様式が変化し、お世話になった人に贈り物をするという習慣が生まれたのです。これが日本におけるお中元・お歳暮の起源と言えるでしょう。
つまり、お中元やお歳暮には、そもそも「神からいただいた福徳を分け合う」という意味があったと考えられます。現代では、お世話になった人への挨拶やお礼の意味が強くなりましたが、本来の意味を知れば、心構えも少し変わってくるのではないでしょうか。しかし、なぜ節目は4回ではなく2回なのでしょう。日本には四季があることを考えると不思議に思えませんか?
日本の一年
古代日本では、1年は前半と後半のふたつに分かれていると考えられていました。6月30日は「夏越の日」と言って、大晦日と同じような扱いをされていたのです。そしてその半年間の最初の日、つまり1月1日と7月1日には、新しい神様をお迎えする神事が行われました。
意外なことに、お盆は仏教行事ではなく、日本古来の先祖迎えのお祭りでした。一説では盆踊りも「神迎え」の儀式であるといわれています。ある地方では、笹を手にした踊り子が円になって踊るのですが、笹は神が依り付くための目印、いわゆる「依り代」であると考えられているのです。
7月7日の七夕祭りも、本来は神迎えの儀式だという説があります。それならば、なぜ七夕祭りにおいて笹の葉が重要であるかわかるでしょう。
ちなみにお正月に飾る角松にもやはり依り代の意味があるといわれています。
このように、夏と冬は、神様を祭る時期だったのです。
●お中元・お歳暮の名の由来
では、お中元・お歳暮の名前はどこからきたのでしょうか?お歳暮は読んで字のごとく、「歳(年)の暮」に贈るものという意味だと推測できますが、お中元という言葉はどうもよくわかりません。実はこの言葉は中国から来たものなのです。
中国では、7月15日を「中元」と呼んでいました。1月15日の「上元」、10月15日の「下元」と合わせて「三元」といい、天神様の誕生日であると考えられています。
そもそもは中国でも、先祖の霊を祀る日であったようですが、時代とともに厄除けの日という意味が強くなりました。上元は一年の厄を避けるため、下元は厄祓いのため、そして中元は贖罪のための日というように、それぞれの意味も微妙に違ってきたようです。
この「三元」が日本に入ってきたとき、「中元」は日本のお盆と混同され、この時期にやりとりする贈り物を「お中元」と呼ぶようになったというわけなのです。
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